ミラノで、ゆっくりくつろいで夕食を摂りたい、と思っているならば、地元の客に人気の店 Baia Chiaがおすすめだ。
こじんまりとした店構えは、そこにずっと居たくなる様な落ち着いた雰囲気だ。
隠れ家のような落ち着くサルディーニア料理の店
Baia Chia はミラノ中央駅から2kmほど離れた場所にあるサルディーニア料理専門の店。
地下鉄2号線のPiola駅で降りパッチーニ、バッジーニアス方面への階段を登り、そのまままっすぐ7分ほど歩いた場所にある。
ホテルは最初からこのお店訪問を考えてミラノ中央駅近くを予約した。
僕が以前行ってお気に入りになったの店だ。事前に日本からウエッブで予約しようと思っていたが、サイトに予約のメニューが見つからず、ミラノに着いてからホテルのてセプションで電話予約をおねがいした。
注)HPのCONTACTから予約メールを送れる様です。ただし、経験上、イタリアの場合メールを送っても即回答はないかもしれないので早めに送ったほうが良いかもしれません。
5年ぶりに尋ねたその店は以前に訪問した時とほとんど変わっていなかった。
なにはともあれスプマンテをボトルで注文。
グラスを傾け満面の笑みを浮かべる妻にホッと胸をなでおろしながら、今回のチョイスが間違っていなかったことを確認した。
店についてからしばらくの間、僕らの他に客は誰もいなかった。
開店直後で少し予約の時間が早かったのを反省。
酒の酔いが回り始めた頃には地元の人達で店内は満席になっていた。
やはりイタリアでは8時くらいからが夕食時なんだと再確認。
7時の開店と同時に来るのは日本人くらいでだろうか。
実際僕らの来店の直後に日本人カップルがやってきた。
カラスミのパスタがおすすめ
肝心の料理は、サルディーニア料理を専門にしているだけあって、味は(コスパが良いという意味で)絶品だと思う。
特にカラスミのパスタにはこれでもかと言わんばかりのカラスミの量、日本人の舌(=僕ですが)に非常に合っている。
ほたるいかのフリットは「これって日本食」と思わずにはいられないほど口に合う。
僕がロンドンやパリにはまっていた頃に、ある旅慣れた人から「歳をとったらイタリアが好きになるよ」と言われた理由がわかった気がする。
とんでもなくコスパの良いスプマンテやワイン。
新鮮な魚介を使った料理。
店内はとても落ち着く隠れ家のような雰囲気。
ミラノでシーフードが食べたくなったら是非この店を訪ねてみてほしい。
何を頼んでも美味しく、楽しめるおすすめの店だ。
日本人が多いと興ざめか
グルメサイトで調べると、日本人の客が多いと謳っている。
メニューに日本語表記があるので日本人が多いのか、日本人が多いので日本語のメニューができたのか?確かに海外のレストランで日本語標記のメニューがあると便利には違いないが、あまり日本人ばかりのお店も拍子抜けしてしまう。
以前、フィレンツエのレストランでほぼ全員が日本人でカメリエーラも日本人という場面に遭遇したことがあったが興ざめだった。
もっとも日本人が先客でいた時には僕らがお店に入った途端、怪訝な顔をされることもあるのでお互い様なのだが。
ともあれ、このお店は小さく落ち着く雰囲気の隠れ家のようだ。
ミラノの夜をゆっくり過ごしたい時には是非訪ねてみて欲しい。

カラスミはサルディーニア島の特産だ。

これがないと始まらない。

まるで日本食だ。

仕上げのドルチェはアフォガード(イタリア語で 溺れる人 という意味だそうです。)
訪問年月:2013年6月 2019年12月
Baia Chiaの基本情報
ホテル名:バイア・チア(Baia Chia)
住 所:Via Antonio Bazzini, 37, 20131 Milano MI, イタリア
行き方 :地下鉄2号線のPiola駅から徒歩7分。
一口メモ:地元客で賑わう、アットホームな店。すぐに満席になるので予約したほうが良い。
電話番号:+39 02 236 1131
URL :Baia Chia Ristrante Sardo http://www.ristorantesardobaiachia.it/inglese/