【マルチリンガルとは】あなたは何ヶ国語を話しますかと聞かれて・・・

今から10年以上前、出張でフランクフルトからトルコのイスタンブールへ向かう飛行機でのこと。

3列席の通路側に座っていたところ真中席にいた若い女性からガムを差し出された。


隣に座った彼女は5ヶ国語を操るマルチリンガル





一瞬、食べ物を受け取ることに躊躇したが、お礼を言って受け取った。


英語の練習をする良い機会だと思い「どこに行くのか?」「トルコでは何をするのか?」と英語で聞いてみた。

彼女は英語で愛想よく返事をしてくれたので、しばらく話をすることにした。
(決して若い女性だったからではなく、せっかく機会を生かそうという気持ちからです。)


彼女はトルコ人でドイツで仕事をしていてこれから休暇のためトルコの家に戻るのだという。

世間話で少し話が盛り上がってきたところで、言葉の話題になった。

彼女はドイツで仕事をしていて社内では英語でコミニケーションをとっているが、ドイツ語も普通に話せるとのこと。

他に2ヶ国語ができ英語を含めて5ヶ国語が話せるという。


あなたは何ヶ国を話しますか?


僕が感心していると、彼女から「あなたは何ヶ国を話すか」と聞かれた。

僕は、とっさに4ヶ国語と答えてしまった。


「日本語の他に、英語、中国語、韓国語が話せる」と。

見栄を張ってしまったのだ。


実際、中国語も韓国語も挨拶程度はわかるが、会話ができる訳ではない。

英語だって怪しいものだ。

彼女の残りの外国語が中国語と韓国語でなくてよかった。

いまでも思い出すと冷や汗が出る。



あとで聞いたところ彼女の残りの2ヶ国語はイタリア後とスペイン語だった。


とにかく、世界には多言語を話せる人たちがたくさんいる。


僕にも英語と中国語、さらにはタイ語を自由に話せる日本の友人が複数いる。

彼らに引け目を感じていたこともあり見栄を張ったのか。


だが、そのせいか僕は60歳を過ぎた今も英語の勉強を続けている。

せめて英語はなんとかものにしたいものだ(汗)。