【フィレンツェ】”冷静と情熱のあいだ”の聖地、ドーモのクーポラの登り方

 フィレンツエの中心にある「フィレンツエ歴史地区」。ここには花の聖母の大聖堂と呼ばれるドーモがある。

 正式名称はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。

 その横には82mの高さを誇るジョットの鐘楼、六角形のサンジョバンニ洗礼(Batlistero)が並んでいる。

 この記事では、僕の体験からフィレンツエのドーモにあるクーポラの登り方について紹介します。

冷静と情熱のあいだの聖地


 ここにきたら一番にやりたいことといえばドーモのクーポラに登り竹野内豊になりきること。
(何を言ってるのかわからない という方は 映画「冷静と情熱のあいだ」を観て欲しい)

 高所からフィレンツエを見渡すのならクーポラと洗礼堂を間近にみられるジョットの鐘楼に登るのがお勧めだが、やはりここは竹野内豊になりたいということで、クーポラに登ることにした。

 クーポラに登るにはまずチケットを購入。

クーポラに登るには時間指定予約が必

 ここで注意して欲しいのがチケットだけでは登れないということ、チケットの購入後にクーポラに登る日付と時間を指定する予約が必要。

 僕らはチケットの購入後、予約機で希望の時間を選択し予約した。

現在、チケットは「ドゥオーモ大聖堂南側」と「ドゥオーモ付属美術館内」のチケットオフィスにて購入が可能で、以前までメインだった「サン・ジョヴァンニ洗礼堂の前のチケット売り場」は閉鎖になったようだ。
 また、チケットの購入だけして別に入場の日時を予約することもできなくなった。チケットの購入時に日時指定が必要になった様なので、ネットによる事前予約と合わせて最新の情報を調べて欲しい。
 以前、登りの入口でチケットのみで入場を断られていた大陸の人が「チケットは持っている」と執拗にアピールしていたが、現在はその心配は不要なようだ。


 予約ができたら大聖堂の北側のアーモンドの扉と呼ばれる入り口から入場だ。

 予約時間のプラスマイナス5分(予約時間が13:25であれば13:20から30の間)で入場できる。

 入口で係員にチケットを提示して荷物検査をしたら、狭く急な階段を登り始める。

クーポラへの通路は一方通行


 クーポラまでは途中で旧約清書の「最後の審判」を描いた天井のフレスコ画を間近にみる回廊を抜けてから463段の階段を登る。

 一方通行のため途中棄権で戻ることができないため注意が必要。

 この狭い階段を我慢強く登り続けると展望エリアに出る。

 そこがクーポラと呼ばれるエリアだ。

クーポラはルネッサンス建築の象徴

 

 クーポラを支えているのは二重構造のドームだ、クーポラに出る通路は二つのドームの間の空間に作られた螺旋の通路を通る。

 ドームは木枠を使わずにレンガを積み上げた二重構造で、二つのドームが互いに力を吸収する構造になっているという。まさにルネッサンス建築の象徴だ。

 クーポラからはフィレンツエの街や遠くトスカーナの丘を見渡すことができる。

 遠く景色を眺め、振り返ると僕の視界には”あおい”ではなく妻が・・・。

 現実に引き戻された。

 やはり、映画の世界だけで満足すべきだったかもしれない。


クーポラの内周にある回廊から眺めた最後の審判の天井画。
ここから間近にみることができる

訪問年月 2016年12月 2017年5月

 

フィレンツェのドーモ 基本情報


名  称
:サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

住  所:Piazza del Duomo, 50122 Firenze FI, イタリア
行き方 :サンタ・マリア・ノベッラ駅から徒歩10分
一口メモ:最後の審判の天井画はクーポラに登る途中で間近にみることができる。
電話番号:+39 055 230 2885
営業時間https://duomo.firenze.it/it/38/cattedrale-di-santa-maria-del-fiore