台湾に行くと必ず昼食に立ち寄る店がある。
「天香回味養生鍋 総店」
数ある台北の火鍋専門店の中でも最近(2年ほど行けてないですが…)のお気に入りの店だ。
定番の火鍋店
台湾旅行はほとんどが2泊3日の日程。
地方から羽田空港までの時間を考慮して、台北に夕方少し前に着いて、翌々日の午後一の帰国便で帰るようにしている。
もしも都内在住であれば日帰りか、1泊2日でもいいかもしれない。
(最近はコロナの影響で難しいだろうが、羽田早朝発、台北夜発の格安日帰りパックもあるようだ)
台湾旅行の目的は美味しいものを食べることなのでそれほど日数は必要ない。
故宮博物館や中正紀念堂、九份、士林夜市などめぼしい観光名所は最初の頃に行き尽くしているので今は『ホテルで過ごして、外に出るのは食事に出かける時だけ』が定番。
台北では、朝は鼎泰豊(ディンタイフォン)で小籠包の朝食、昼はここの火鍋と決めている。
この店、夜は予約がないと難しそうだが、昼は比較的入りやすい。僕らも、夜以外は全て予約なしで訪問している。
店はビルの2F。階段下には猫の置物が迎え入れてくれる。
台北には「激辛鍋」や「しゃぶしゃぶ風鍋」、「酸っぱい白菜の鍋」など火鍋の店が沢山あるが、この店はモンゴルの皇帝チンギスハーンが食していたという鍋。
レシピは秘伝中の秘伝らしいが、このモンゴルの鍋に魅せられたオーナーがレシピを学び、研究を重ねた末にできたのがこの店だという。
ちなみこの「天香回味養生鍋」は日本にも出店している。
おすすめは辛味と普通味の2槽式鍋
「天香回味養生鍋 総店」ではまず普通味と辛味がセットになった鍋(スープ)を選び(種類は「天香鍋底(辛味)」「回味鍋底(普通味)」「素食鍋底(ベジタリアン)」の3種類があり、2つの味が1度に楽しめる2槽式の鍋「天香回味鍋底(辛味と普通味)」もある)肉、野菜、キノコ、えび・烏賊のすり身を注文する。
ここの火鍋は薬膳スープそのものが健康にいいという。食べるのではなく、飲むものだそうだ。
もちろん食べながら追加注文はできるので最初は基本の食材から始める。
飲み物は台湾ビールが定番。
鍋に火が通りニンニクやクコの実など68種類の香辛料を使った薬膳のスパイシーな香りが漂い始めたら食べ頃だ。
食べ始めると、具材を次々に追加注文してしまう、いつも食べ過ぎてしまうのはスパイスの効果だろう。
そしてシメに「天香回味」の代名詞でもある緑色のクロレラ翡翠麺で仕上げる。
時折、愛想が悪いのか、いいのか、よくわからない店の”おばさん”が鍋を覗きにやってくる、スープが減ると継ぎ足してくれるのだ。
僕らは日本語で追加注文するのだが、多分日本語を理解していると思うが、はっきりと言葉は発しない。
でも僕らの言っていることは完全にわかっているようだ。
このおばさん、食後に必ずチアシードをレモン汁で和えたデザートをサービスで出してくれる。
もしかしたら僕らはこのおばさんに会いにこの店に通っているのかもしれない。
天香回味の基本情報
店 名:天香回味養生鍋 総店
住 所:104台湾 Taipei City,Zhongshan District,Section1,Nanjing E Rd,16
電話番号:+886 2 25117275
営業時間:11時30分~22時00分 日曜日から土曜日まで 無休
URL : https://www.tansian.com.tw
天香回味養生鍋のH P:https://tenshanfayway.com/shop/