【パリ・マドレーヌ寺院】クリスマスには無料のオルガンコンサートがある

パリ9区にあるマドレーヌ寺院。

今まで何度かこの建物の前を通ったが建物内部に入ったのは今回が初めて。

12月25日のクリスマスにここにきたのは、ホテルでマドレーヌ寺院で夕方から無料のパイプオルガンのコンサートが開かれると聞いたから。

コンサートは毎年開かれているらしい。

マドレーヌ寺院


寺院の建物はパリにあってギリシャ建築を思わせるネオクラシック様式の建物はまるで神殿のようだ。

1764年にルイ15世により建設が指示されるが途中建設が中断、1842年に完成。

この建築様式はパリにはそぐわないと以前から思っていたが、建築を引き継いだナポレオン1世の指示によるものだそうだ。

「なるほど、それでか(?)」と、根拠なく理解。

入り口には最後の審判の彫刻がある


今まで気付かなかったが、入り口の上には最後の審判の彫刻がある。

ドアには十戒のレリーフが施されている。

マドレーヌ寺院はマグラダのマリアを祀った教会

マドレーヌ寺院とはマグラダのマリアを祀ったカトリック教会だ。

内部の主祭壇にはマロチュッティ作による天使に支えられて昇天する「聖マグラダのマリアの歓喜」の像がおかれている。

欧州に来て、観光名所と呼ばれる場所へ行く時必ず直面するのが、キリスト教との遭遇。

宗教作品に出会うたびにそのバックグランドの知識不足を後悔し勉強してみようと思うが、帰国するとそのことは完全に忘れてしまい渡航するたびに同じ思いにかられる。

中央の像がマグラダのマリア

クリスマスのパイプオルガンコンサート


無料のコンサートが開かれるのは12月25日、クリスマスの16時から約1時間。

この教会にはパリで三番目の大きさのパイプオルガンがあり、通常は有料コンサートが行われているがクリスマスの夕方は毎年無料のコンサートが開催される。

有名奏者によるパイプオルガンの演奏だ。

今回は偶然にもこの機会に遭遇し、パイプオルガンの生演奏を聞くことができた。

 入り口の上にはパイプオルガンがある。
 
キリスト教の知識がなくてもクリスマスは日本人にとっても特別な日。

そしてこの特別な日に特別な場所でパイプオルガン演奏を聴くことができるのも特別なこと。

荘厳な雰囲気の中、クリスマスの気分に浸れる。
 
このタイミングにパリにいたら是非体験してみてはどうだろうか。

席は自由。誰もがこの演奏を聞くことができる。

 

訪問年月 2018年12月

マドレーヌ寺院の基本情報

名  称:マドレーヌ寺院 
住  所:Pl. de la Madeleine, 75008 Paris, フランス
行き方 :メトロ マドレーヌから徒歩1分

一口メモ:毎年12月25日の16:00から無料のパイプオルガンのコンサートが開催される。
電話番号:+33 1 44 51 69 00
URL       :http://www.eglise-lamadeleine.com